2024.01.01

よっぴーが考える「推しとウェルビーイングの素敵な関係」

2022年1月、『むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました 日本文化から読み解く幸せのカタチ』(KADOKAWA)という書籍が刊行されました。予防医学研究者の石川善樹さんと、ニッポン放送アナウンサーの吉田尚記さんとの対話を収録したもので、ウェルビーイングというものの考え方、日本人にとっての身近なウェルビーイングの事例などが解説されている本で、数あるウェルビーイング関連本の中でも出色のわかりやすさを誇ります。

今回お話しを聞くのは、そのひとりである吉田尚記さん。愛称「よっぴー」。アニメ、ゲーム、アイドル、落語などさまざまなジャンルに造詣が深い現役のアナウンサーで、いわゆるオタクジャンルのイベント司会には引っ張りだこ。趣味と実益を見事に兼ねる、“日本一忙しいラジオアナ”とも呼ばれています。

「推し」に没頭し、サブカルチャーやオタク的なコンテンツに夢中な人は、ウェルビーイングな状態にとても近い――そんな私たちの説を地で行っている吉田さんは、1975年生まれ。成熟世代からすれば少し年下ですが、その極まったオタク遍歴やバイタリティあふれる日々の活動には、50代や60代が明日からでも実践できるヒントが詰まっています。吉田流ウェルビーイング道、学ばせてもらいましょう。

科学的に幸せになれる方法を求めて

品田 『むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました』の内容はすごく腑に落ちました。「ヒューマン・ドゥーイング(する、なる)を問うのではなく、ウェル・ビーイング(良い状態)でいるためにはどうしたらよいか、という説明にも納得感がありましたね。

吉田 石川さんとは2冊めです。以前、雑誌「ダ・ヴィンチ」で科学者との対談連載を企画したんですが、その第1回の相手が石川さんでした。

品田 なぜ科学者限定だったんですか?

吉田 僕、ずっと幸福論に興味があったんですが、科学って再現性があるじゃないですか。だから科学的に幸せになれる方法があるんじゃないかと思って。石川さんとはかなり盛り上がりまして、1回で終わったらもったいないということで2017年に出したのが、『どうすれば幸せになれるか科学的に考えてみた』(KADOKAWA)という共著でした。

品田 このときに「ウェルビーイング」を意識したんですか。

吉田 はい。石川さんが「最近は“幸せ”というものの研究が進んでいて、いろいろな形があるんですよ」とおっしゃっていて。ただ、この本のオーディオブックが出た時に、僕と石川さんの対談なのに知らない人が朗読してるんですよね(笑)。だったら今度対談するときは、最初から自分たちの肉声、つまりポッドキャストでやりましょうと。その内容を文字にまとめたのが、『むかしむかし あるところに〜』です。

毎日、違うことをする

品田 吉田さんは幼少期や学生時代にハマったアニメやゲームや落語に今でもどっぷりですし、アイドルの推し活にも精力的ですよね。ただ、ある調査によると、多くの人は仕事や結婚で趣味から離れていくそうです。吉田さんに「卒業」や「離脱」のタイミングはなかったんですか?

※注:吉田さんは既婚者でお子さんもいます

吉田 やめる理由がありませんからね。僕、40代後半になって、自分には「物事が役に立つ/立たない」とか「儲かる/儲からない」という発想があまりないことがわかったんですよ。だから冷めないんじゃないでしょうか。

品田 費用対効果とかコストパフォーマンスみたいなことは1回忘れないと、熱中みたいなものには繋がらないと。

吉田 そうです。損得を忘れる。非効率を気にしない。それで言うと僕、ニッポン放送の入社当初、上司から「お前、面白くないな。ラジオパーソナリティを何だと思ってるんだ!」って散々言われたんですよ。ただ、ラジオパーソナリティになりたいと思ってニッポン放送に入ったわけではないので、そんなこと言われてもなあと。

品田 (笑)。

昔と異なり、新しい大人世代では、オタク/マニアックな趣味をもつことは恥ずかしく思わないようです。ポケモンにハマっている大人も見かけますし、シニアで鬼滅の刃にハマったことが多かったことも、その流れの1つだと思いました。周りは寛容なので、恥ずかしがらず、面白そうなモノはとりあえず飛び乗ってみる。そうすることで生活がもっと楽しく、幸せなものに発展していくかもしれません。 新しいモノ・コトを受け入れる新しい大人世代も多く、そんな大人たちをもっと見かけるようになるかもしれませんね。(編集部)

吉田 それで、当時アナウンス室の責任者だった先輩に相談したら、「毎日違うことをしなさい」と言われました。「毎日同じ道を通って会社に来ない」「コンビニで買ったことのない雑誌を買う」とか。すると、いつも予測不能なことが色々と起きるので、ラジオパーソナリティとしてのしゃべりに生かせました。

品田 『むかしむかし あるところに〜』にも、「脳は予測不可能な未来を好む」と書いてありましたね。ウェルビーイングへの道ですね。

吉田 それが今でも習慣づいてるんです。同じようなお店が2軒並んでいたら、「昨日はこっちに入ったから、今日は絶対こっちに入る」とか。

品田 ただ、ハズレもある。

吉田 はい。だから、非効率な行動ではあります。

「無駄」と「余計」に身を投じる

品田 ウェルビーイングにとって最大の敵は、コスパ意識なのかもしれませんね。とはいえ、今は世の中に情報やコンテンツが多すぎて。それらを全部チェックする時間がない。どうやったら面白いものを見つけることができるでしょうか。毎日忙しい吉田さんは、どうされていますか?

吉田 むしろ、みんなが「そんなの、行っても無駄じゃん」と思うようなところに行くようにしています。例えば、アイドルの対バンイベントに呼ばれて行く場合、呼んでくれたアイドルだけ見ていれば事は足りるんですけど、その前後に出演するアイドルも最低1~2曲は見てみるんです。すると、その中に「めちゃくちゃよくない!?」と思うグループがいつもいるんですよ。ももクロ(ももクロ/現・ももいろクローバーZ)も、そんなふうに出会いました。

品田 「昨日と違うことをする」と根っこは一緒ですね。

吉田 そうです。余計なことしかしない(笑)。余計なことをしましょう。

品田 でも、時間的余裕がないと、余計なことってできませんよね。時間が足りなくなりません? 

吉田 足りないと言えば足りないです。でも僕、たとえば会社から「そのギャラだったら行く必要ないでしょ」って言われるイベント仕事も、呼ばれればどんどん行っちゃうんですよ。

品田 なぜ?

吉田 そのとき何の役に立つのかわからなくても、後でつながってくるからです。たとえば、土曜に司会したイベントの現場で聞いた話を、日曜のライブの司会で使える。海外のアニメイベントの仕事も、そこで見聞きしたことがのちのち役に立つ。ただ、いつ役に立つかはわかりません。だから僕、何の役立つかわからない余計なものの在庫がめちゃくちゃある状態です。

品田 逆説的にというか結果的に、「コスパがいい」状態にはなっていますね。仕事として。

吉田 ただコスパって本来は、立てた目標に対して言うものじゃないですか。でも僕、目標というものがないんですよ(笑)。「何歳までに〇〇する」とか「フォロワー何万人欲しい」とか「いくら稼ぎたい」という目標が、1個もない。会社経営に興味がないのも、そのせいだと思います。面白い仕事だけで明日24時間を埋める、みたいな感じでほぼ毎日過ごしてますね。

推し活は無駄、推し活はライトな宗教

品田 『むかしむかし あるところに〜』には、好きなアイドルやキャラクターといった「推し」について、興味深いくだりがありました。「推し」がいる人は相手とどうこうなりたいわけでも恋愛したいわけでもない。ただ、いてほしい。「推す」というあり方は今の時代に最適化されたウェルビーイングのひとつのかたちである――と。

吉田 それで言ったら、推し活も無駄です。絶対に無駄なんですよ。推しというと今っぽい言い方ですけど、熱烈な巨人ファンは「巨人推し」じゃないですか。それで「巨人が優勝してあなたの生活に何かあるんですか?」と言ったら、何にもない。でも、自分と無関係なものでも、いいことがあったときに血道を上げて、何が悪いのって話ですよ。これを突き詰めていくと、究極の推し活は宗教なんですよね。

品田 『むかしむかし あるところに〜』にも、「推す」ときの心の動きに最も近いのは信仰であるというくだりがありますね。情熱をどれだけ捧げてもOK、向こうから拒否されることもない、日々の辛さが和らぐ、と。

吉田 推し活はライトな宗教です。なぜ「ライト」かというと、いくらでも別の推しに移っていいし、掛け持ちしてもいいから。本物の宗教を次々変えていくのは褒められた話ではありませんし、イスラム教徒でありつつ仏教徒ですというのも許されませんよね。でも「推し」はいわゆる「推し変」、つまり飽きて乗り換えてもいいし、掛け持ちしてもいい。排他的じゃないんですよ。

品田 拘束力がなくて、自由であると。

吉田 宗教って「生きるのがラクになるために」に存在していると言われていたのを聞いたことがありますが、その意味でも、推し活は現代にアップデートされた宗教ですよ。

ウェルビーイングは面倒くさい、面倒くさくないと思っている人は少なく、どちらとも言えない人が10人中7人存在。積極的にやってみようという気持ちはまだまだ少ないのか、ウェルビーイングはなにかというイメージが少ないのかもしれません。ぜひ本記事をきっかけに、ウェルビーイングのことをもっと知ってもらいたいですね。(編集部)

アイドルは「選べる孫」

品田 ただ推し活で言うと、アイドルにハマることに抵抗がある5、60代もいると思うんですが。

吉田 SF評論家でアンソロジストの大森望さんの著書に『50代からのアイドル入門』というのがあるんですよ。

品田 ほお!

吉田 事実、今はアイドルの現場に、大森さんみたいな知性の極みみたいなおじさんがけっこういます。2020年まで活動していたハコイリ♡ムスメというアイドルグループの太いファンに、ドイツの大学で教鞭をとられている日本人の方がいました。ソロイベントがあるたびに日本に帰ってきてましたよ。

品田 その年代が、なんでそこまでハマっちゃうんですか?

吉田 アイドルは、選べる孫だからです。

品田 選べる孫!

吉田 本当の孫は自分の思い通りにならないけど、アイドルの場合、CDを買って握手しに行ったら必ず「ありがとうございます!」って言ってくれる。そういう存在が何十人も何百人もいて、好きな子を「私の孫にしよう」と選べるんです。昔のアイドルは疑似彼女でしたが、今は孫。そういう意味では、50~60代の方がアニメにハマるより、アイドルにハマる方が自然ですね。

品田 今は生涯未婚率も上がってきて、ソロライフを送る方も昔より増えてきているので、そういった意味でも「選べる孫」というのはいいですね。

吉田 ある意味、社会の必然なのかもしれません。

シニア層、アイドル事始め

品田 50~60代でこれからアイドルの推し活を始めようという人は、どこから手を付けたらいいんでしょう。ももクロみたいなメジャー系か、中堅どころか、地下アイドルか。

吉田 まず、地下の方がチケットが安いし、刺激も強いです。メジャー勢はコロナの影響で個別握手会がほぼなくなっちゃってましたね。

品田 ダンスや楽曲のクオリティは?

吉田 それはもう、まちまちです。YouTubeやインスタグラムにいくらでも動画があるんで、とにかくチェックしてください。見続けてれば、気になる子がきっと出てきます。CDを買えば握手してくれますし、ライブに行ったらツーショットチェキも撮れる。今はそのあたりが整備されまくってるので、必要なのは勇気だけ(笑)。

品田 たしかに、勇気は必要ですよね(笑)。

吉田 今の現場は本当に年齢が高いので大丈夫です。コロナ前の話ですが、ももクロはコンサートで客席に向かって「10代!」「20代!」って順にコールさせるんですけど、声が一番大きかったのが50代(笑)。客席には80代までいました。それに、行けば若い10代のファンとも仲良くなれます。ももクロのファンは全体的に優しいので、入門としてはおすすめですよ。

品田 あとは世間体……。

吉田 そんなの周りに言う必要なんてないですし、むしろ立場や肩書きを現場に持ち込まないほうが楽しめますよ。

裏アカで「本当に自分の気持ちが動くアイドル」を推す

品田 匿名だとすると、SNSでの発信はどうなるんですか?

吉田 裏アカ(裏アカウント/本名ではない、素性を隠したアカウント)を別に作ればいいんです。匿名の交流アカウントはいっぱいありますよ。素性を公言する必要がないので、興味がないアイドルを推す理由もない。本当に自分の気持ちが動くアイドルだけを推すことになります。実はアイドルにハマるって、中高年がクラブやキャバクラの女性に入れ込んでしまうのと本質は近いんですけど、アイドルが違うのは、たとえばフォロワー5人だった推しが「売れる瞬間」を目撃できる醍醐味がある点ですね。

品田 ただ、アイドルのオタクってむちゃくちゃ詳しくならないといけないのでは?と思っている人も多いと思います。

吉田 詳しくなる必要なんかまるっきりないですよ。むしろ、今さら「〇〇ちゃんが好き」と言っている新参を古参が喜んでる、みたいな構図すらありますから。

品田 CDを大量に買うといった、たくさんお金をかけないとダメというイメージもありますが。

吉田 「お金をかけて幸せになれる」には限界が設定されています。どうしたって推しのCDを現場で全部買い占めることはできません。10枚買うことはできても、120枚買って「今日は俺が占有」はできないようになっています。

品田 そこは、うまくシステムができていると。

吉田 そもそも、ひとりで推しても楽しくないですからね。

自分の「癖(へき)」を把握しよう

品田 根本的な話として、アイドルにしろアニメにしろ、「自分が熱中できる対象を見つけられない」という人が結構います。解決法はあるんでしょうか。

吉田 ご自分の「癖(へき)」をあまり把握していない方が、5~60代には多そうだなという気がするんですよ。

品田 癖(へき)?

吉田 性癖の「性」が最近は取れてきていて、「癖」という言い方がかなり一般化しています。性癖よりも、もうちょっと広い意味ですね。たとえばアイドルに関して「黒髪ロングばっかり好きになる」ことを、「性癖」と言うとさすがに生々しいから、「癖」という言葉に言い換える。ちなみに僕の場合、ショートカットの女の子が出てくると、アイドルでも創作物でも飛びついちゃいます(笑)。

品田 たしかに、今の5、60代は自分の「癖」が何かということを考えないで過ごしてきた人が多いかもしれません。フェチ的に好きになることに抵抗感があるというか、恥ずかしいというか。でも、人には「癖」が必ずありますよね。キャンディーズなら、スーちゃん派か、ランちゃん派か。でも、年をとってそういうのをすっかり忘れちゃった人が多いと。何十年も前に心の内に秘めてしまった「癖」をもう一度思い出すのは、意外と大切かも。

吉田 ええ、「癖」は最優先ですよ。

テクノロジーが自分の「癖」を発見させてくれる!?

品田 アニメも「癖」で選べばいいですか? 最近は動画配信サービスもあってとにかく作品数が多い。何を観ればいいかわからん、という声もありそうです。

吉田 たしかに多いですし、人気作もたくさんありますが、やはり人気度ではなく自分の「癖」に刺さるかどうかで選ぶのが大事です。昔、AV監督の二村ヒトシさんと話をしたときに、「AVのランキングって意味なくないですか?」って話になりました。1位の作品が10位の作品より興奮する理由なんて、どこにもないって。

品田 確かに。

吉田 自分の癖にしたがって「俺はこういうのが好き!だからこれ!」って手を伸ばさなきゃダメなんだと。アニメも同じです。Netflixは我々の「癖」をぐいぐい掴みに来てますよね。

品田 ユーザー別にカスタマイズされたレコメンド作品が、トップ画面に並びますからね。

吉田 だからレコメンドに頼っちゃえばいいんですよ。YouTubeもそう。若い子たちはそうしてるじゃないですか。YouTubeを延々と観ていれば、レコメンドの精度が高まっていく。おじさんたちも、同じことをすればいい。

品田 音楽もそうですよね。Spotifyのレコメンドも、全然知らない最新の曲なのに、僕好みの80年代ソウルテイストのやつが出てくる。

吉田 Netflixは「検索させたら負け」らしいです。トップ画面に「これ観たい!」というのが出てなかったら、テクノロジー側が負けてるという発想。つまり、今はテクノロジーがユーザーの「癖」を見つけやすくさせてくれる時代なんですよ。逆に、検索は自分で自分の「癖」がわかってる人だけが使いこなせる技術です。

60歳の吉田

品田 いま47歳の吉田さんですが、60歳になったときにどんなオタクになってると思いますか?

吉田 14歳のときから変わってないんで、たぶん60歳でも変わってないんじゃないかな。今も時間がとにかく足りないんですよね。気になる新作アニメで観てないものがめちゃくちゃありますし、話題になってるゲームもやりたい。そういえば、この前新型コロナに感染して1週間倒れてたんですけど、観たいアニメを観まくって、読みたかった漫画を100冊以上読んだら1週間があっという間に終わりました(笑)。年をとって仕事を引退したら、死ぬまでその勢いですよ。

品田 まったく暇にならない。

吉田 暇になる理由がないです。

品田 ちょっと意地悪な質問ですけど、吉田さんが死ぬ間際に自分のオタク人生を振り返ったら、どうだったと思うでしょうね。

吉田 振り返らないと思います。目標がないし、何かを成し遂げようとも思っていないので(笑)。

全体総括

吉田さんは、いつも何かに夢中で、忙しそうで、ものすごく楽しそう。そのせいか、とても47歳(取材時)には見えません。損得を忘れる、毎日違うことをする、「無駄」と「余計」に身を投じるといった日々の行動規範が、確実にウェルビーイングに結びついていました。 吉田さんが重視しているのは、とかくシニア世代の趣味分野でマウンティングに結びつきがちな知識量や肩書きではなく、今この瞬間にしたいと思う気持ちに忠実であれ、ということ。「癖(へき)」の把握は、その第一歩です。自身の「癖」と向き合い、熱中できる「推し」をぜひ見つけてください。最後に改めて、吉田さんの言葉を引きましょう。 「必要なのは勇気だけ」

<プロフィール>

吉田尚記
1975年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。ニッポン放送アナウンサー。
2012年第49回「ギャラクシー賞DJパーソナリティ賞」受賞。ラジオ番組でのパーソナリティのほか、テレビ番組やイベントでの司会進行など、レギュラー番組以外に年間200本ほど出演。またマンガ、アニメ、アイドル、デジタル関係に精通し、「マンガ大賞」発起人、バーチャルアナウンサー「一翔剣」の「上司」であるなど、アナウンサーの枠にとらわれず活動を続けている。共著を含め13冊の書籍を刊行し、ジャンルはコミュニケーション・メディア論・アドラー心理学・フロー理論・ウェルビーイングなど多岐にわたる。
品田英雄
放送局を経て日経BP入社。エンタテインメント分野の記者を経験した後、1997年雑誌「日経エンタテインメント!」の創刊編集長に就任。発行人等を経て、総合研究所研究員に。流行、消費行動を担当する。著書に「ヒットを読む」(日経文庫)、日経MJで「ヒットの現象学」を連載中。テレビ・ラジオはコメンテイターも務める
<取材・構成>
稲田豊史:
ライター・コラムニスト・編集者 │ 著書『映画を早送りで観る人たち ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形』『オトメゴコロスタディーズ フィクションから学ぶ現代女子事情』『「こち亀」社会論 超一級の文化史料を読み解く』『ぼくたちの離婚』『ドラがたり のび太系男子と藤子・F・不二雄の時代』『セーラームーン世代の社会論』
[調査概要]
■調査目的 :100年人生
■調査手法 :インターネットモニター調査
■調査日時 :2023年2月
■調査対象者 :50代~60代の男性 400名

プロフィール
Well-being Matrix
Well-being Matrix編集部
人生100年時代の"しあわせのヒント"を発信する編集部。